FX相場や海外の投資市場の関連で敏感な反応

3月 5, 2014

外人投資家というのは文字どおり、日本の株式・債券などの市場に投資する日本国外に住む投資家のことです。

日本・アメリカにかぎらす、世界の投資家は自国の資本市場ばかりでなく外国にも目を向けて、資金のより高い運用益を得ようと狙っています。

ここでいう投資家とは具体的には銀行・証券・保険・ファンド、そして個人などです。日本の保険会社などを機関投資家と呼びます。

ともかく、以上のような外人投資家の日本の株式・債券市場における動きの特徴は、①FXの変動に敏感に反応すること、②海外と日本の運用益の動きを比較して乗りかえていくこと、③海外市場での運用の成否が日本市場での売り買いにつながること・・・などです。

③はわかりにくいかもしれませんが、たとえば、アメリカの株価が下がるとその穴埋めに、仮に日本市場が上昇気味でも、すでに利益の出ている株式を売るということです。

実際に2000年以後、そうした外人投資家の動きが出て、日本株が市場で売り越しとなりました。

株式市場の先行きを見る場合、こうした外人投資家の動きは見逃せません。また、彼らの動向はFX市場にも影響を与えます。

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