ダイエットに対する見方にも変化

4月 21, 2011

1950年代おけるアメリカ社会の変化が、ダイエットに対する見方にも変化をもたらしました。

それらの変化は、たとえばスーパーマーケットの店頭でもみることができます。当時、低カロリーを売り物にした食品や、ダイエットのための食品がたくさん登場し、スーパーの棚に並ぶようになったのです。

減量のための本格的なリキッド・ダイエットが商品化されたのもこの頃です。一日当たり900キロカロリーに調整されたさまざまな製品が紹介され、商業的には大成功を収めました。

すでに述べたように、商品化された缶入りの液体飲料を使う方法は、今日でもアメリカでは手軽なダイエット法としてひろく用いられています。

一般に、新たに考案されるダイエット法は、男性にも女性にも応用できるように設計され、そのように宣伝されます。しかし、実際にダイエットを試みる人の多くは女性だったのです。

ところが50年代になり、さまざまな低カロリー食品が店頭に並ぶと、それらの購入層は、女性だけでなく男性や子どもも含めた全家族層に広がりました。

1962年の調査によると、じつに40%の家庭が、低カロリー食品やダイエット製品を定期的に使用しています。そして、1970年までに、この数字は70%を超えたということです。

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